間質性肺疾患を知る

日常生活の注意点は?

間質性肺疾患を知る

日常生活の注意点は?

適切な治療を受けるための注意点

気になる症状や急な体調の変化があらわれたら、すぐに相談しましょう。

いつもより息切れや咳が多い、息苦しい、熱が出てきた、などの症状が急に出てきた場合は、次の診察を待たずに主治医に相談しましょう。特に、以下のような症状がみられた場合は、短い期間(数日から1ヵ月)で急に呼吸の状態が悪くなる「急性増悪」と呼ばれる状態の可能性があります。すぐに診察を受けましょう。

  • 気をつける必要のある症状
呼吸息切れや呼吸困難をいつもより強く感じ持続する、あるいは悪化する。安静時でも息苦しく感じる
咳・痰咳がいつもより頻繁に出る、色のついた痰が出る
くちびる・爪くちびるや爪が紫になる
胸に痛みや圧迫感がある
脈拍数動悸がする、安静時でも脈拍数が多い
体温熱がある
脱力感いつもより脱力感がある
むくみ下半身がいつもよりむくむ
尿量おしっこの量が急に減る
体重体重が急激に増える(1~2日で2~3㎏の増加)

定期的に通院し、治療を続けましょう。

定期的に検査を受けてご自身の呼吸の状態を確認し、病気を悪化させないようにすることが大切です。また、ご自身の判断でおくすりの服用を中止せず、医師や薬剤師の指示に従って、適切な治療を続けましょう。

他の医療機関を受診するときは•••

他の医療機関を受診するときは、肺の症状の治療のために通院していることや、処方されているおくすりを伝えてください。他の医療機関で、新たにおくすりが処方されたり、肺の症状の治療のためのおくすりの服用をやめるように言われたりしたときは、必ず主治医に相談しましょう。

他の医療機関を受診するときの注意点

肺の症状以外でも、気になる症状があれば相談しましょう。

基礎疾患や合併症などの病気の状態によって、肺以外の症状で、体調の変化があらわれることもあります。気になる症状があれば早めに主治医に相談しましょう。

生活の注意点

禁煙しましょう。

タバコは血流を悪くしたり、肺の症状を悪化させたりします。必ず禁煙しましょう。

風邪などをなるべくひかないようにしましょう。

風邪やインフルエンザにかかった後に、急に咳がひどくなったり、呼吸がしづらくなったりすることがあります。うがい、手洗い、予防接種などを行って予防しましょう。

風邪の予防

無理な活動は避けましょう。

激しい運動や、疲労を残すような無理な活動は避けましょう。息切れをしやすい場合は、急に走ったり、無理をして⻑時間歩いたりしないようにしましょう。

快適な生活を心がけましょう。

疲れや睡眠不足などは、からだに負担がかかりやすくなります。無理をせず、ゆったりとした生活を心がけましょう。

症状や治療について、また、日常生活について気になることがあれば、医師や看護師、薬剤師に相談してください。

どんな治療法があるの?

Q&A