肺がだんだんと硬くなる間質性肺疾患とは?
膠原病の患者さんへ ご存じですか?膠原病は肺に悪影響を及ぼすことがあります
膠原病の患者さんは線維化を伴う間質性肺疾患を合併することがあります
膠原病において、間質性肺疾患を合併する割合はさまざまです。
間質性肺疾患とは︖
間質性肺疾患は、肺の間質の壁が硬く厚くなって(線維化)、呼吸がしづらくなる病気です。痰の出ない咳が続く、⽇常の軽い動作でも息苦しくなる(息切れ)などの症状があらわれます(参考:「どんな症状がでるの?」)。
【動画】肺のはたらきと間質性肺疾患を動画で見る (2:03)
間質性肺疾患の原因
間質性肺疾患の原因には、さまざまなものがあります。膠原病は⽪膚や内臓、⾎管などに炎症や変性を起こす病気の総称です。炎症が肺の間質で起こるのが間質性肺疾患です。
間質性肺疾患は膠原病患者さんの死亡原因のうちの⼀つです
間質性肺疾患の進⾏を遅らせることが⼤切です
肺の線維化が進むと、呼吸機能を以前のように回復させることが難しくなってしまいます。そのため、肺の線維化を抑えてできるだけ呼吸機能を保ち、病気の進⾏を遅らせることが⼤切です。
定期的に検査を受けることが重要です
病気のはじめのうちは、あまり⾃覚症状はありません。定期的に検査を受けて、以前の検査結果と⽐較し肺の機能が低下していないか確かめることが重要です(参考:「どんな検査があるの?」)。
まずは専⾨医に相談しましょう
呼吸機能の低下を抑えるおくすりや、進⾏した場合は在宅酸素療法などがあります。少しでも気になることがあれば、専⾨医に相談してみましょう。
間質性肺疾患を相談できる病院はこちら
本サイトでは、間質性肺疾患について相談することができる医療機関をご紹介しています。ご⾃宅や職場の近くにある医療機関を探してみましょう (参考:「近くの専⾨病院を探す」)。
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2023年12月作成