熱はないのに咳が止まらないのはなぜ?

考えられる疾患や自分でできる咳対策などについてご紹介します。

熱はないのに咳が止まらないのはなぜなのでしょうか?

咳は、異物や病原体から身を守るための自然な反応ですが、熱のない咳が長く続くときは、風邪以外の疾患が隠れていることもあります。

考えられる疾患は何ですか?

熱がない状態で咳が続く場合、次のような疾患が考えられます。 

感染後咳嗽(風邪の炎症が気管支に広がる気管支炎や副鼻腔の感染による副鼻腔炎など):
風邪が治った後に、咳や痰が残ることがあります。熱が下がった後でも、気管支や鼻腔の炎症が完全には治まっていないために起こります。

慢性疾患(気管支喘息、間質性肺疾患、慢性気管支炎、肺がんなど):
⾵邪などの感染症以外の原因によって咳が慢性的に続くこともあります。

自分でできる咳対策はありますか?

感染症による咳を予防するためには、感染症対策が重要です。

うがいやマスクなどの風邪をひかないための工夫は、体内にウイルスや細菌が侵入するのを防いだり、喉を保湿したりすることによって咳予防につながります。

また、喉の乾燥は咳を引き起こす原因となるため、水分を適切に摂取することも大切です。

冷たい飲み物は喉に刺激を与えるため、温かい飲み物を選びましょう。

十分な水分を摂ることで、痰の粘度が低下し、排出がしやすくなります。

ポイント!効果的なうがいの仕方

1回目 水を含み、強く「ブクブク」する

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2 回目 新しい水を含み、上を向いて喉の奥まで「ガラガラ」うがいする 

3 回目 新しい水を含み、2 回目と同様にもう一度「ガラガラ」うがいをする

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ポイント!正しいマスクの着け方  

  • 鼻と口の両方を確実に覆う 
  • ゴムひもを耳にかける 
  • フィットするように調整する
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気になる場合は自己判断せず専門病院の受診を検討しましょう

病院では問診や聴診、肺機能検査や血液検査、レントゲン・CT検査などを行い、咳の原因を診断して必要に応じて咳に対する治療を検討します。

咳の原因によっては、専門的な治療が必要になる場合や早期発見によって早期の治療につながることもあります。

気になる場合は自己判断せず、医療機関へ相談しましょう。