治療の目的とオフェブの働き

くすりの働き

オフェブの働きとは?

線維化によって肺が硬くなるのを抑えるおくすりです。

オフェブは線維化に関わる受容体の「スイッチ」をオフにすることで、細胞が作るコラーゲンの量を減らします。その結果、病気によって過剰に蓄積するコラーゲンが減って、肺が硬くなるのを抑えることができると考えられています。

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治療の注意点

以下のことに気を付けましょう。

  • オフェブは、肺が硬くなるのを抑えて呼吸機能の低下を抑制し、病気の進行を遅らせることを目的としたおくすりです。病気の進行を継続的に抑えるために、治療は長期にわたることを理解しておきましょう。
  • オフェブを服用中でも息切れなどの症状の改善が感じられないことがあります。「症状が変わらないから」、「今は症状が軽いから」といって、患者さんご自身の判断でおくすりの服用を中止すると、病気が急に進行する可能性もあります。医師の指示にしたがってきちんと服用を継続しましょう。
  • 症状が悪くなっていないと感じられても、病気の経過や治療の効果、副作用を確認するために、定期的に病院を受診することが大切です。
  • 全身性強皮症では、肺の他にも、心臓や消化管など、いろいろな臓器に症状があらわれることがあります。これらの合併症への対応を早く行うためにも、定期的に病院を受診しましょう。

治療継続の重要性

定期的に病院を受診して、治療を継続することが大切です。

全身性強皮症に伴う間質性肺疾患(SSc-ILD)では、さまざまな治療法を組み合わせて、長期的な視点から治療をすることが重要です。医師とよく相談しながら適切な治療法を選択しましょう。

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全身性強皮症に伴う間質性肺疾患(SSc-ILD)の治療は医師がおくすりの有効性と安全性についてよく検討し、患者さんのご希望も考慮したうえで治療法が決定されます。詳しくは医師にご相談ください。

治療目的

治療にあたって