治療の目的とオフェブの働き

治療目的

全身性強皮症に伴う間質性肺疾患とは?

全身性強皮症は、皮膚や臓器が線維化(せんいか)によって硬くなったり、血管障害がおこることで、さまざまな症状があらわれる自己免疫疾患です。

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全身性強皮症に伴う間質性肺疾患(SSc-ILD)は、線維化により肺が硬くなってしまう病気です。肺が硬くなると、十分ふくらまなくなったり、酸素と二酸化炭素のガス交換がうまくできなくなって、酸素が不足して息苦しくなります。

全身性強皮症に伴う間質性肺疾患の治療目標

治療は、呼吸機能の低下を抑えて、病気の進行を遅らせることを目標に行います。

肺が硬くなって呼吸機能が低下すると、坂道や階段などで息切れするようになります。さらに進行してしまうと、着替えや入浴といった軽い動作をすることもつらくなり、日常生活に影響を及ぼすこともあります。
また、肺が硬くなって肺の組織が壊れてしまうと、呼吸機能を以前のように回復させることが困難になります。そのため、全身性強皮症に伴う間質性肺疾患(SSc-ILD)の治療では、肺が硬くなるのを抑えて呼吸機能をできるだけキープし、病気の進行を遅らせることが目標になります。

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治療開始のタイミング

呼吸の状態などを確かめながら、医師が総合的に判断し、患者さんと相談して検討します。

病気の進行のスピードや経過は、患者さんごとにさまざまです。そのため、定期的に検査をして、患者さんの呼吸の状態などを確かめながら、治療の開始を総合的に判断します。

くすりの働き